バイセルオンラインは、リユースセレクトショップとして、厳しい審査基準を通過した着物のリユース品や帯・和装小物などを提供しています。
今回は着物・振袖の特集と、それぞれのシチュエーションにあった最適なアイテムをご紹介します。
バイセルオンラインの特集
【特集①】中国三大刺繍
中国三大刺繍とは
中国三大刺繍とは、汕頭刺繍、相良刺繍、蘇州刺繍の歴史ある3種類の刺繍技法を指します。
それぞれの刺繍技法は異なり、独自の特色を持っています。
これらの刺繍は、その巧みな技術と洗練されたデザインによって、非常に洗練された印象を与え、おしゃれで目を引くものとして知られています。
汕頭刺繍(すわとうししゅう)
汕頭刺繍は、1860年以降、中国の汕頭市を中心にヨーロッパ人宣教師たちによってヨーロッパ刺繍の技法が伝えられたことから始まりました。
その後、代々母から娘へと技術が受け継がれ、現在も続いています。
この刺繍の魅力は、オープンワーク(切り抜き刺繍)の一種であり、透かし模様が入っていることや非常に細やかな刺繍であることにあります。
近年では機械による生産も行われていますが、この技術は非常に高度であり、手縫いの場合、数十万の価値があることもあります。
一般にはハンカチなどに施されることが多いですが、着物などでの汕頭刺繍を手にすることも魅力的です。
相良刺繍(さがらししゅう)
相良刺繍は、中国の漢の時代から存在し、日本では奈良時代から仏像の螺髪に使われてきました。
この刺繍技法は、別名玉縫いとも呼ばれ、一本の糸をかぎ針ですくい上げながら模様を描く特徴があります。
この方法により、糸が引っ掛からないため、相良刺繍は刺繍の中でも最も丈夫だと言われています。
相良刺繍の魅力は、優しくて華やかな立体感をもたらしてくれることです。
蘇州刺繍(そしゅうししゅう)
蘇州刺繍の歴史は約2500年前にさかのぼり、蘇州が呉の首都として栄えていた頃から刺繍が盛んに行われてきました。
この刺繍技法では、髪の毛の3分の1の細さの糸を使用し、両面刺繍という技法が特徴です。
蘇州刺繍の魅力は、細い糸を使用するため刺繍面が盛り上がらず、表面が波打たないことです。
また、両面刺繍により、どちらから見ても美しいのも特徴です。
【特集②】作家・工房織物
作家・工房の織物について日本に伝わる伝統的な技法をご紹介します。
誉田屋源兵衛は、260年以上の歴史を誇る帯問屋で、革新的な作品を生み出しています。
箔屋清兵衛は上品な箔使いで知られ、お茶席などに最適です。
紋屋井関は室町時代から続く機屋で、「御寮織」は着物の格を高めます。
山口美術は皇室御用達の唐織メーカーで、縦糸に生糸一本だけを使う唐織が特徴です。
【特集③】友禅
友禅は、代表的な染色法であり、そのはじまりは江戸時代の京の扇絵師である宮崎友禅斎によって始められたと言われています。
特に「加賀友禅」は有名な友禅染であり、加賀五彩や草花模様、虫喰い柄が多く使われています。
日本の伝統的な染め技術である友禅が用いられた着物は、その美しさと繊細さで知られています。
シーンに合わせたアイテム紹介
着物や振袖はさまざまなシーンで着られています。
その時その時のシーンに適切な着物がありますので今回は3パターン取り上げてご紹介します。
シーン①結婚式・披露宴
母親・祖母・叔母・媒酌人の場合
親族として結婚式に出席する場合、結婚式の主催者側としての立場を意識して参加します。
そのため、格の高い色留袖や黒留袖を着用するのがマナーです。
着物の格は紋の数で判断されるため、紋が多数ついているものを選ぶことが望ましいでしょう。
姉妹(既婚)の場合
黒留袖は結婚した姉妹や親戚が着用する正礼装です。
20代や30代前半の女性であっても、伝統的な格式の高い挙式披露宴では黒留袖を選ぶことが一般的です。
黒留袖は結婚後の女性の第一礼装として位置付けられています。
姉妹(未婚)の場合
振袖は未婚女性の正装です。
華やかな振袖は、イベントを盛り上げる一助として主催者からも喜ばれます。
振袖を着る際には、色と柄に注意が必要です。
特に、花嫁がお色直しで振袖を着る場合は、事前に色目や柄を確認しておくことが重要です。
同じ色目や柄は避けるよう心がけましょう。
従姉妹・友人・同僚(既婚)の場合
新郎新婦の上司に当たる人の場合、来賓の席に招待されることが多いため、着物での出席は喜ばれます。
特に、仲人として出席する場合には、色留袖を着用することが一般的です。
従姉妹・友人・同僚(未婚)の場合
振袖は式典の格式を上げるだけでなく、親族の方々からも大変喜ばれる着物です。
シーン②入学式
女性の場合、特別な日には正装として振袖を着用することができます。
一方、母親の場合、お子様の入学式に参列する際には略礼装である訪問着、または紋を一つ入れた色無地を着るのが一般的です。
シーン③卒業式
女性の場合、卒業式には二尺袖と袴の組み合わせが人気ですが、振袖も正装として着用することができます。
母親の場合、お子様の卒業式に参列される際には、略礼装である訪問着、または紋を一つ入れた色無地を着るのが一般的です。
バイセルオンラインの着物・振袖特集、シーンに合わせたアイテムまとめ
着物や振袖はその場に彩りを加え、特別な場面をより際立たせてくれる存在です。
今回ご紹介したバイセルオンラインの特集やシーンに合わせた着こなしを参考に、自分に合ったアイテムをぜひ探してみてください。
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